ニューヨーク旅行記@〜D


兵庫県篠山市立味間小学校/岡本真砂夫


2000年夏、 ニューヨークへ行って来ました。
発見したことをまとめてみました。
@道路

アメリカは車社会。交通道徳は驚くほど高かったです。

高速道路には、ハイウェイとパークウェイがあります。
ハイウェイはまっすぐな、いわゆる高速道路、パークウェイは自然を楽しみな
がら走るため、わざとカーブをつけている道です。パークウェイには木がたく
さん植えられていました。どちらも無料で走れますが、トラックや、広告を書
いている車はパークウェイを走れません。
ハイウェイにはホブライン(HOV Line)というものがあります。この車線には
2人以上が乗っている車しか走れません。ほとんどの車は1人しか乗ってませ
んので、HOV Lineを走れる車は少ないです。渋滞の時にも、HOV Lineはすいす
い走れます。大勢乗っている車を優先することと、ガソリンを節約する意味で
HOV Lineができたのではないか、と思います。
一人しか乗っていなくても、違反覚悟でHOV Lineを走る車がないことが面白
かったです。
速度はキロメートルではなく、マイルです。ハイウェイの速度制限はふつう5
0マイルくらいですが、70マイルくらいでは捕まらないそうです。(時速1
10キロくらい)

一般道も日本より広いです。
一時停車のところでは、きちんと車を止めます。
交通マナーがすごくいいと思いましたが、マンハッタンだけは例外のようで、
割り込みはするわ、トラクションはバンバン鳴らすわで、びっくりしました。

スクールバスは最優先され、子どもたちを降ろすため停車したとき、追い越す
ことはできません。たとえ対向車線に車が走っていなくても、バスが発車する
までじっと待つそうです。


Aトイレ

アメリカに旅行して、トイレが少ないことに驚きました。日本ではスーパーか
ら、コンビニから、町中どこにでもトイレがありますが、アメリカはかなり少
ないです。駅、大きな店くらいしかありませんでした。

B学校

アメリカの夏休みは6月20頃から始まり、8月いっぱいあるそうです。
冬休みも1ヶ月くらいあるそうです。でも、春休みはありません。(9月から
新学年が始まりますので)
夏休みにはサマースクールというものがあり、日本でいうボーイスカウトのよ
うな活動が行われるそうです。
公立小学校では学校に通うそうですが、私立小学校では泊まり込みで行うこと
もあるようです。

自治体ごとに細かく学校制度を決めることができます。
例えば私が滞在していたグレートネック(日本でいえば、“東灘区”みたいな
規模の地区)の学校は、6・3・3制ではなく、5・4・3制だそうです。地
区によっては、日本と同じ6・3・3制だそうです。
スクールタックス(学校税)という税金があり、子どもがいてもいなくても、
住民はスクールタックスを払わなければいけないそうです。

ワシントンで、たまたま小学校の先生と知り合い、いろいろお話ししました。
アメリカでは4年生の先生なら、ずっと4年生を担任するそうですので、「4
年生を教えています」と自己紹介してもらいました。
別れ際に「ジャパニーズ ニックル」といって5円玉をプレゼントしました
ら、たいへん喜ばれました。
(ニックルとは、5¢のことです)

C飲み物
2リットルのコーラが何と99セントでした。コーラはペプシやコカコーラな
どの競争が激しいので値段が安いそうです。ミネラルウォーターは逆に値段が
高く、1リットルで2$以上するそうです。
アメリカの水道は生水でも飲めるそうですが、たいていの家庭ではミネラルウ
オーターを買っているそうです。
アメリカは、コーラが水より安い国なのです。

アメリカは湿度が低いですので、気温は高くてもカラッとしています。日本の
夏と比べると、かなり快適です。のどもよく渇きますので、ペットボトルを持
ち歩いている人が多かったです。マンハッタンの露店ではどこでもミネラルウ
オーターを置いていました。マクドナルドでは、コーラやコーヒーと同じよう
に、水を注文することもできました。(値段はコーラやオレンジジュースと同
じでした)

D治安
今アメリカは空前の好景気です。
そのおかげで、ニューヨークでは治安がかなりよくなったそうです。
ですが、最低限の対策は必要だと聞きました。
現地の人は、ズボンの後ろポケットに財布を入れたら、必ずボタンを閉めるそ
うです。
鞄をおいたまま、ちょっとトイレ、は厳禁です。
20年程前のニューヨークは、恐喝やスリが多かったそうです。当時、マン
ハッタンで働いていた人たちは、常にポケットの中に50ドルくらいを入れて
いたそうです。強盗にあったとき、すぐにお金を渡せるように・・・。

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