帯活動としてのタッチゲーム

帯活動としてのタッチゲーム

Flashを用いて作成したタッチゲームシリーズを「たんぼのお家」にアップしています(タッチゲーム2はこちら)。

私は帯活動として、このタッチゲームシリーズを活用しています。

英語教室には、65インチの大型液晶ディスプレイが教室前方左側にあり、教室前方右側には77インチのスマートボードがあります。スマートボードはプロジェクターで映像を投影する電子黒板で、画面を触るとクリックと同じ挙動が行えます。プロジェクターは超広角タイプなのでスマートボードと近い距離に設置することができ、邪魔になりません。パソコンからの映像は分配器で2つに分け、どちらにも同じ映像を投影しています。

中学年での取り組み

スマートボードを用いて、1回の授業でだいたい児童3人ずつくらいをタッチゲームに挑戦させています。中学年はカラータッチゲーム (“What color is it?” を定着させるゲーム)やナンバータッチゲーム(“What number is it?”)、デイタッチゲーム (“What day is it?”)等に取り組みます。スマートボードを用いるので、挑戦している子がクリックしている様子が見え、とても盛り上がります。子供たちも楽しみにしているようです。

毎時間取り組ませることで、子供たちは自然とタッチゲームで扱われている表現に慣れていくことができます。利点としては、何度も表現を耳にするため、文のプロソディが定着していくことが挙げられます。 “What color is it?” のような閉質問では、文末のピッチは下がりますが、日本語の疑問文はピッチが上がることが多いため、児童は無意識の内に挙げがちです。ですが、帯活動としてタッチゲームに取り組むことで、閉質問のプロソディに慣れさせていくことができます。

高学年での取り組み

高学年では、シークレットボックスゲームスタータッチゲームローリングウッドボックスのような、様々な英文を用いるゲームに取り組ませます。
これらのゲームは、「英会話を楽しもう!」にアップしています。

例えば、シークレットボックスゲームでは以下の英文が用いられています。

シークレットボックスゲーム
・What number is it? Two.
・What’s this? It’s a ball.
・Nice to meet you. Nice to meet you too.
・What color is it? It’s blue.
・What time is it? It’s 8 o’clock.
・What’s your name. I’m Ito.
・What fruit is it? It’s a banana.
・What’s your telephone number? It’s 4166.
・Hello. How are you? I’m good thank you.

スマートボードを用いてゲームに取り組んだ後、フラッシュカードを用いて反復練習をさせます。すると、様々な表現を練習させることができます。
なお、フラッシュカードコンテンツも作成しています。

65インチの大型液晶ディスプレイも電子黒板になっていて、画面に触るとクリックと同じ挙動が起きますが、こちらは赤外線で感知するタイプなので、クリックの反応がやや大雑把になってしまいます。つまり「連射」のように、クリックを連続しても1回のクリックとして認識されてしまいます。タッチゲームには向いていないようです。