“Can you eat ~” の授業

Hi, friends! 2 Lesson 3, We can! 1 Unit 5 には、 “Can you ~?” の授業があります。
“Hi, friends!”では、「曖昧な文である」(Ambiguousではなく、vague)という問題がありました。
例えば、”Can you play baseball? は、「何とかキャッチボールができる」レベルなのか、「少年野球の選手」レベルなのか、尋ねる側と答える側で意識が異なり、コミュニケーションがうまくできない場面が見られることがありました。
“We can!” では、 “well” “fast” “high” 等の副詞が加わり、「曖昧文」の問題は起きにくくなりましたが、反面 “Yes, I can.” が答えられにくくなりました。
「速く走れない」「高く跳べない」「上手に楽器を弾けない」児童にとっては “No, I cant.”と答えるばかりで、これは悲しいやり取りです。
そこで、 “Can you eat ~?” を授業に取り入れています。”Can you eat 納豆?” という問いなら、「能力」を尋ねていないので、食べられる人は誰でも “Yes, I can.” と答えられます。「すごいな!」というフィードバックが得られることもあります。
授業をする際、注意をすることは、 “Do you like ~?” と混同しないようにすることです。

“Do you like 納豆?”
“Yes, I do.” → 納豆が好き
“Can you eat 納豆?”
“Yes, I can.” → 納豆が(きらいでも)食べられる

この点を意識させると、”like” より盛り上がりのある対話活動が行えます。
児童に「あまり好きではないが、何とか食べられるもの」を考えさせ、互いに尋ね合わせるととても盛り上がります。
児童が考えた問いは、以下のような食べ物でした。

  • うめぼし
  • キムチ
  • ちりめん
  • トマト
  • にんじん
  • ブドウパン
  • ピーマン
  • ゴーヤ
  • レバー
  • 唐辛子
  • ドラゴンフルーツ
  • セロリ
  • レタス
  • グリーンピース
  • 納豆
  • ポテトチップスを食べた後に手に付いた塩
  • なす
  • パプリカ
  • 豆腐
  • ズッキーニ
  • はちみつ
  • タコすみ
  • (そのまま)ジャム
  • ヨーグルトの蓋に残ったやつ

大人の感覚からするとおいしそうなのに、以外と苦手な子もいるようです。