6年生では “My summer memory” という、夏休みの思い出を振り返る単元があります。
この単元では、動詞の過去形 “ate” “saw” “went” “made” “enjoyed” “went” 等を扱います。
“enjoyed” は、動名詞 (〜ing) とセットにし、 “enjoyed shopping” のように表現します。 また、 “went” は “to” とセットにして、 “I went to the river.” のように教えます。
新出動詞に慣れさせるため、ちょっとしたゲームをします。
「だれが、どこで、何をしたゲーム」という遊びがあります。児童が、「だれが」「どこで」「何をした」のどれかを紙に記入し、それぞれが書いた内容をくっつけると、予想外の文章ができあがるゲームです。このゲームの英語版をします。
“I am ○○.” “I went to ○○. ” “I ate ○○.” “I saw ○○.” “I enjoyed ○○ing”. “I made ○○.” “It was ○○.” と書かれた紙を用意し、児童に1枚ずつ配布します。どのカードを受け取るか、児童は選べません。
「日本語で、○○に入る内容を書いてください」と指示し、紙を提出させます。提出させる際、どの紙をどこに置くか明示しておくと、同じ種類同士が集まるので、後が楽です。
「皆さんが書いた内容を、英語で繋げるので聞きましょう」と指示します。
集まった紙を、「だれが、〜へ行って、〜を食べて、〜を見て(〜に会って)、〜を楽しんで、〜を作って、〜だった。」のように読み上げるのですが、その際、英語に直しながら読み上げます。
児童は内容を理解しようと熱心に聞きますし、予想外の繋がりを楽しめます。
この単元では、初めて動詞の過去形を扱います。小学校では、過去形の動詞は現在形が変化したものではなく、新出動詞として教えます。そのため、敢えて不規則変化する動詞が多く用いられています。
私の経験上、名詞より動詞の方が難しいようです。いきなり反復練習させるのではなく、楽しい活動に取り組み、慣れさせてから教えていく方が定着させやすいです。