光村図書出版 Here We Go! 6 Unit 5では、語順を扱うカードがあります。
私は以前作成したシートを用いて、語順について気づかせる活動に取り組んでいます。
動詞のカードは、 like, want, have, play の4つがあります。
シートには “I” が3つ縦に並んでいますので、その下に “I” のカードを置かせ、4つの動詞カードを置かせます。
- 「好きなカードを使って、英語の文章を作りましょう」と指示をします。すると児童は、「私」「好き」「ハンバーガー」のようにカードを並べ “I like hamberger.” の文を作ります。
- 「並べたカードを、日本語になるよう並べ替えましょう」と指示をします。すると児童は、「私」「ハンバーガー」「好き」のように、動詞と目的語のカードを入れ替え、「私はハンバーガーが好きです」の文を作ります。
- 「日本語は他の並べ方でも文になります。他の並べ方を考えましょう」と指示をします。児童は戸惑いますが、「ハンバーガー」→「私」→「好き」のように並べ、「ハンバーガーを好きなのは私です」のような文を作ります。
- 日本語は助詞があるため語順に融通が利きますが、英語は語順を変えると意味が通らなくなることを伝えます。
- 「カードを、4つ全ての動詞で使えるカード、3つの動詞で使えるカード、2つの動詞で使えるカード、1つの動詞でしか使えないカードに分けましょう」と指示をします。
- 答えは以下の通りになります。
“like”, “want”, “have”, “play” の4つ全てで使える → 楽器のカード
“like”, “want”, “have” の3つで使える → 食べ物のカード
“like”, “play” の2つで使える → スポーツのカード
“like” 1つしか使えないカード → 水泳のカード
“I like swimming.” はOKですが、 “I play swimming.” とはいいません。
“I swim.” となります。 “swim” は自動詞だからです。
語順カードを使って、言葉の特徴に気づかせることができます。