道案内の授業エピソード

道案内をする単元では,教室内に町を再現し,実際に身体を動かして道案内をさせます。

Where is the gym? の授業を実施してみて
Where is the treasure? タスクカード
Where is the treasure?

タスクカードを使った授業では,教師の思いもよらない「道案内」の様子が見られました。

エピソード1
「トイレットペーパーを買いたい」とのお題に,案内役が「大型ショッピングセンター」に案内したら, “No” との返事。理由は,「ドラッグストアの方が安いから」でした(「大型ショッピングセンター」も,「ドラッグストア」も,どちらも地図に入れていました)。

エピソード2
「勉強したい」とのお題に,「学校」ではなく「喫茶店」を案内したら “No” との返事。理由は,「コーヒーチェーン店の方が好きだから」(「学校」も「喫茶店」も「コーヒーチェーン店」も,全て地図に入れていました)。

エピソード3
タブレット型端末を使っていない案内役が,ずっと案内に成功。理由は,「コンビニの場所だけ覚えて,コンビニに連れて行ければどのお題でもうまくいくから」。

エピソード4
「先生に会いたい」のお題に,「学校」ではなく,教卓に案内した案内役がいました。「本当に先生がいるところ」との理由で,迷子役は “Thank you!” と満足していました。

Praat備忘録

Praat備忘録  その1
Praat 6.2.14ではサウンドエディターから選択範囲の時間を求めるために開始時刻と終了時刻から計算をしていましたが,Praat 6.3.03 (以降) では「Time」のタブができていて,便利になりました。DurationやPauseの時間を計る際,便利です。

Praat備忘録 その 2
Praat 6.3.03と,6.4.07ではピッチ曲線の出力結果が異なります。

Ver. 6.3.03 (Pitch setting 100-400Hz)

Ver. 6.4.07 (Pitch setting 100-400Hz)

パルスの結果も異なっています。

6.4.07 はデフォルト設定でも聴覚で確認した音に近く,Pitch setting を変えるとより聴覚通りの音に表示されるようです。

備忘録 Prosody Proの使い方

Prosody Proの使い方についての備忘録です。
スクリプトファイル (_ProsodyPro.praat) をダウンロード。
任意のフォルダを作成し,スクリプトファイルをフォルダ内に移動させる。
分析したい音声ファイルもフォルダ内に移動させる。

「1. Interactive labeling」を選択すると,フォルダ内のwavファイルを検出し,テキストグリッドを作成できる。複数ファイルがあるときは,テキストグリッドの記述を終えた後「next」をクリックする。
テキストグリッド記述後,諸データが作成される。
「ファイル名.actutimenormf0」「ファイル名.actutimesemitonef0」は,テキストグリッドの各項目内を10カ所に分け,実際の時間とfoが抽出されたタブ区切りテキストファイル。縦方向に記述される。

「3. Get ensemble files」を選択すると,以下の分析結果がそれぞれtxtファイルで出力される。

Ensemble files saved (以下,拡張子は全て.txt)
1) normf0txt
2) normtime_semitonef0
3) normtime_f0velocity
3a) normtime_f0acceleration
4) normtimeIntensity
5) normactutime
6) maxf0
7) minf0
8) excursionsize
9) meanf0
10) duration
11) maxvelocity
12) finalvelocity
13) finalf0
14) meanintensity
15) samplef0
16) f0velocity
16a) f0accleration
17) maxf0_loc_ms
18) maxf0_loc_ratio

「normf0.txt」には,「ファイル名.actutimenormf0」の時間の記述がなく,生周波数のみ記述される。「normtime_semitonef0.txt」は同様だが,セミトーンで記述されている。いずれも横方向に出力される。

I want a new pencil case. (単語数6 音節数7)

actutimesemitonef0

Z scoreを算出

(参考)各音節のZ score

Pitch setting 75-600

Pitch setting 100-400

Pitch setting 50-200

なお,外れ値の検出はサウンドエディターのピッチ曲線を参照するのがよいと思われる。

文: I want to be a pharmacist. (単語数6, 音節数8)

こちらはPitch setting75-600なので,設定次第で変わるかも。