Pitchの外れ値を修正する場合,Picthオブジェクトを作成し,Pitchエディターを用いて,オクターブアップやダウン,手修正を用いて,本来あるべき値に戻します。
その後Praat objectsから「save」し,「Query」を用いて値の参照をします。また,Scriptを組んで値を書きだしたりします。
一点だけの値を求める場合,生周波数 (Hz) ですとPicthオブジェクト上で「Get pitch (F5)」を用いてすぐに値を得られますが,セミトーンなど,正規化された値を求めるのは「save」しなくてはならず,少し手間です。
そこで,求める値以外を全て「Unvioce」にします。「Group」をチェックすると,サウンドエディターと連携できて分かりやすいです。
上図では複数箇所選択していますが,実際には一点だけ選択します。
そして,「File」→「Pitch info」を用いることで,その値の正規化された数値が算出されます。
算出される値は,生周波数 (Hz), Mel, semitones above 100 Hz, ERB, です。
手早く値を求めたいときに便利です。