児童に発表をさせるときのスタイルを変えました。
これまでは、Googleスライドでプレゼンテーション資料を作らせていましたので、クラスルームのドライブから、発表する児童のファイルを予め起動しておき、発表が終ったらタブを閉じていくようにしていました。児童には、「目線が大切だから、できれば発表内容を暗記して、クラスの全員を見ながら発表しましょう」と指導しています。そこで、児童が発表に集中できるよう、教師がスライドをめくっていました。
ただ、Googleドライブの順番が謎のGoogle順で、誰が次に発表するか分かりにくい面がありました。また、教師のパソコンで大量の児童のファイルを同時に開くので、教師パソコンの動作が遅くなることがありました。
タブレット型端末発表用教材を作ってから、児童が発表する際、大型ディスプレイに表示している Winbird (授業支援ソフト) の氏名を児童自身にダブルタップさせ、さらに全画面表示にして、児童が自分の端末を操作して発表するスタイルにしました。Winbirdは授業支援ソフトで、児童全員の端末の画面がサムネイルで表示され、画面を提示したり、比較したりできます。「目線が大切だから、できれば発表内容を暗記して、クラスの全員を見ながら発表しましょう」の指導は継続しています。そこで、暗記している児童については、端末を見なくても済むよう、キーボードの左右キーのみで操作させたり、児童の端末を教師が操作したりしています。
1クラス35人程度が発表する際、2時間に分けて発表をさせています。1時間目は希望者、2時間目は残り全員です。タブレット型端末教材を使うようになってから、2時間目は出席番号順など、任意の順番に発表できるようになりました。聞いている児童がGoogle formで評価を入力する際も、入力しやすくなったようです。