児童の発表(プレゼンテーション)における変化

児童に発表をさせるときのスタイルを変えました。
これまでは、Googleスライドでプレゼンテーション資料を作らせていましたので、クラスルームのドライブから、発表する児童のファイルを予め起動しておき、発表が終ったらタブを閉じていくようにしていました。児童には、「目線が大切だから、できれば発表内容を暗記して、クラスの全員を見ながら発表しましょう」と指導しています。そこで、児童が発表に集中できるよう、教師がスライドをめくっていました。
ただ、Googleドライブの順番が謎のGoogle順で、誰が次に発表するか分かりにくい面がありました。また、教師のパソコンで大量の児童のファイルを同時に開くので、教師パソコンの動作が遅くなることがありました。

タブレット型端末発表用教材を作ってから、児童が発表する際、大型ディスプレイに表示している Winbird (授業支援ソフト) の氏名を児童自身にダブルタップさせ、さらに全画面表示にして、児童が自分の端末を操作して発表するスタイルにしました。Winbirdは授業支援ソフトで、児童全員の端末の画面がサムネイルで表示され、画面を提示したり、比較したりできます。「目線が大切だから、できれば発表内容を暗記して、クラスの全員を見ながら発表しましょう」の指導は継続しています。そこで、暗記している児童については、端末を見なくても済むよう、キーボードの左右キーのみで操作させたり、児童の端末を教師が操作したりしています。

1クラス35人程度が発表する際、2時間に分けて発表をさせています。1時間目は希望者、2時間目は残り全員です。タブレット型端末教材を使うようになってから、2時間目は出席番号順など、任意の順番に発表できるようになりました。聞いている児童がGoogle formで評価を入力する際も、入力しやすくなったようです。

タブレット型端末用教材のページ

HTML5を用いて,タブレット型端末用教材を作成しています。
一覧で表示させるページを作成しました。

https://tambo-ed.com/2007friendship/72.html

対話用教材と,発表用教材があります。
なお,私が教室で対話用教材を使う際,csvからあらかじめ児童名を入力した教材を用いています。csvの人数から表を自動的に作成するので,手間がかからず,便利です。

タブレット型端末でプレゼンテーションをするための新コンテンツ

タブレット型端末でプレゼンテーションをするための新コンテンツを作成しました。
テキストを記入し,画像を貼り付けます。画像は500kb程度までが望ましいので,使いたい画像をキャプチャーして保存し,選択させます。小さい画像データも,なるべく大きく表示されるようにしています。
「英語を聞く」ボタンや,エンターキーを押すことで,音声が再生されますので,練習に使えます。「英語を聞く」の速度は,「ふつう」で0.75倍,「はやく」で1.0倍,「ゆっくり」で0.5倍に設定しています。
スライドの移動は,「前」「次」ボタンに合わせて,左右のキーボードも使えます。
このスライドは,5年生の「名前」「好きなもの,こと」「誕生日」「(誕生日に)ほしいもの」について発表する際,使います。誕生日は「月」「日(序数)」を選択します。

こちらは,6年生が日本について紹介する際に活用するコンテンツです。できることの動詞や,季節は選択肢にしました。

早く完成した児童が更に別のスライドを作成できるよう,URLパラメータでファイルを識別できるようにしています。その際,静的ファイルに対するクエリパラメータを許可するよう,サーバー側を設定しました(パーミッションは変更していません)。
これまでGoogleスライドを使っていましたが,切り替え効果や背景の選択など,学習内容とは関係ないところで児童が時間をかけてしまうことが多々ありました。また,Google翻訳を使う児童もいたのですが,原文の日本語に主語がない文を入力して,おかしな英文が出力されたり,複雑な言い回しになって,結局言えなかったりすることがありました。
ある程度形を作っておくことで,「チャンク」+「月,日,季節,動詞などの選択肢 」or「目的語」or「補語」の文を作れますので,学習内容を確認しながら発表の準備に取り組ませることができます。ピリオドも最初から記載されています。
作成内容は,ブラウザのローカルストレージに保存されます。
このコンテンツは,ChatGPTで作成しました。ChatGPT,驚くばかりです。本当にすごいです。

タブレット型端末で対話をするための新コンテンツ

タブレット型端末で対話をするためのコンテンツを新しく作成しました。

食べられるものをたずねよう(yes/ no)
食べられるものをたずねよう(can eat)
好きな季節と行事について話そう

互いに尋ね合いながら,タブレット型端末に対話内容を入力していきます。

こちらにアップロードしたのは汎用型で,教室で使うコンテンツには約7人ずつのタブが5つあり,児童の名前が最初から記入されています。
児童は自分の氏名が書かれているタブを開き,まず自分自身について入力します。そして,タブ内の全員と対話していきます。タブを切り替えても,他のタブの内容が消去されないようにしています。
以前はGoogleのスプレッドシートを使っていましたが,タブの人数が異なると,それぞれのタブで行の増減を行う必要がありました。ですが,この教材はcsvファイルの人数に合わせて自動的に行を作るので,手間がかからなくなりました。また,スプレッドシートでは,思った通りの画面を作ることができませんでしたが,HMTL5を使っていますので,イメージ通りにスッキリと表示させることができたと思います。

好きな季節と行事について話そうでは,「季節」「行事名」「できること」について,児童が対話内容を整理しながら取り組める利点があります。

この教材は,ChatGPTを用いて作成しました。ChatGPT,本当にすごいです。