タッチゲームの一部修正

スタータッチゲームⅡローリングウッドボックスⅡを修正しました。
問いと答えの音声が小さく,クリックした際の衝突音が大きかったため,問いと答えの音声が聞きにくい状態になっていました。そこで,問いと答えの音声の音量を,クリップしない範囲で最大限上げました。
クリックした際の衝突音が相対的に小さくなったため,音が聞きやすくなり,楽しみやすくなりました。

新しい単語を,知ってた単語と結びつける

その1
「フライドポテト」は,英語で “French fries” といいます。
児童は “fried potato” だと思っているので,なかなか覚えることができません。この単語を練習した際,フレンチで始まる食べ物は他にもあるという意見が出ました。

・ フレンチトースト
・ フレンチドレッシング
・ フレンチクルーラー
・ フレンチオニオンスープ

新しい単語はなかなか覚えられませんが,「フレンチ」で始まる単語について考えたことをきっかけに,一気に定着しました。
なお,フレンチフライの語源はいくつかの説があるようです。

その2
「小数」は,英語で “decimal” といい,「小数点」は “decimal point” といいます。
「デシマル」の「デシ」は,「デシリットル」 (deciliter) の「デシ」と同じです。
デシ(deci)は,国際単位系で十分の一を表す接頭語です。小学校の算数で学習し,児童に身近な「1デシリットル」は,十分の一リットルです。ですので,10デシリットルは1リットルになります。
日常使われることは少ないのですが,1デシメートル(0.1メートル),1デシ平方メートル(0.1平方メートル),1デシ立方メートル(0.1立法メートル)なども存在します。1デシ立方メートルは,1リットルと同じです。
「デシマル」と「デシリットル」が近いので,覚えやすいですね。
国際単位系で,逆に十倍を表すのはデカ(deca)です。デカは,1デカリットル,1デカメートルなどでも使われるようです。デカスロン(10種競技)も, “deca” に由来しています。また,12月 (December) の語源にもなっているようです。

プログラミング教育に活用できるサイト

プログラミング教育に活用できるサイトです。備忘録として記録します。

アナとエルサとコーディング
アナとエルサがスケートをします。高学年向き。滑る音が絶妙です。難しい問題を解けたとき,スッキリします。英語で表示される際,画面左下から「日本語」を選択させます。

スター・ウォーズ: コードで銀河を築く
アナとエルサより簡単です。中学年向き。BGMが絶妙です。簡単とはいえ,途中結構手間がかかります。英語で表示される際,画面左下から「日本語」を選択させます。

コードモンキー
高学年向き。最初の5ステージくらいを,やってみせると分かりやすいです。キーボードでプログラムを入力できますが,マウスだけでも入力できます。 “turn” “left” “right” “step” など,外国語の授業で学んだ知識を活用させられます。体験版はステージ30まであります。速い児童は,1時間でステージ30に到達できます。

ビーバーアチーバー
ビーバーがかわいいです。コードモンキー上のプログラムです。プログラミング入門として,低学年向きです。

プログラミングに取り組ませる際,児童が教室内を自由に移動して,互いに教え合わせると,学びが深まるように思います。

「食べ物」の強勢 その2

Let’s Try! に登場する果物,野菜で,強勢位置に迷うことがあります。そこで,整理しました。

最初の音節に強勢がある
Blueberry
Mushrooms
Melons
Peaches
Cabbages
Apples
Pineapples
Cherries
Carrots
Cucumbers
Strawberries
Oranges
Kiwi fruits

後の単語に強勢
Green peppers (peppersの第一音節に強勢)

真ん中の音節に強勢
Bananas
Potatoes

Blueberryは複合語 (Compound word) なので,前の単語 (blue) に強勢があります。Green peppers は名詞句 (Noun phrase) なので,後の単語 (pepper) に強勢があります。では,Kiwi fruits は?
Kiwi fruits は一見名詞句ですが, “kiwifruit” というスペルもある通り,複合語扱いになります。ですので,前の単語 (kiwi) に強勢があります。
Pineapples は, “pine” と “apple” が合わさって複合語になっていますね。ですので,前の単語 “pine” に強勢があります。

Bananas, Potatoes は3音節であり,真ん中に強勢が置かれます。これは, “How are you?” の,無標の発音と相通ずるところがありそうです。

「色」が入っている「食べ物」の強勢

3,4年生の教材である Let’s Try! には,食べ物が扱われています。色が入っている食べ物はいろいろありますが,強勢が前だったか,後だったか,迷ってしまうことがあります。そこで,整理しました。

前に強勢 (複合語: Compound word)
Blueberry

後に強勢 (名詞句: Noun phrase)
Green pepper
Green tea
Red wine
White bread
Black coffee
Yellow curry
Brown sugar
Pink lemonade

色繋がりですと,Black board は,前に強勢があると黒板 (blackboard: 複合語),後ろに強勢があると黒い板 (black board: 名詞句) になります。

White House は,前に強勢があるとアメリカ大統領官邸 (White House: 複合語),後ろに強勢があると白い家 (white house: 名詞句) になります。アメリカ大統領官邸は,最初の文字が大文字,白い家は小文字なので,文字からも分かりますが・・・。

English teacher は,前に強勢があると英語教師 (複合語),後ろに強勢がイギリス人の教師 (名詞句) になります。

カルタでの,アゴゴドラム活用

英語カルタは,とても盛り上がります。
カルタは楽しいだけでなく,語彙の練習につながります。
ところが,カルタを読み上げると児童から歓声が上がりすぎて,次の札を読めないことがあります。
都度注意をして,静かにさせるのは授業のリズムが悪くなりますし,せっかくの楽しい雰囲気を損なってしまいます。

私は,アゴゴドラムを活用しています。
アゴゴドラムには,低,高,2つの音が出せる太鼓があります。

私は次のように使っています。
①リズムよく,低を8回叩きます。すると,徐々に静かになります。そして,高を2回叩きます。
②カードを読み上げます。
③児童がカードを取ります。すると歓声が上がります。

このルーティンの繰り返しです。
低が8回鳴ると,「次に進む」の合図になります。
高を2回鳴らすと,「読む」の合図となり,児童は聞く準備を整えます。 注意しなくても,児童は静かになります。

このルーティンに慣れれば,次の方法も使えます。

“Put your hands on your head.” と指示をして, 児童に頭の上に手を置かせます。
その際,教師も手を頭に置きながら,アゴゴドラムを上方向に向けて持ちます。
①の低を8回ほど叩く際,手を頭につけながらアゴゴドラムをたたきます。そして,高を2回叩きます。

この方法を使うと,児童は自然と手を頭につけます。教師にとって難しいのは,アゴゴドラムが見えないことです。これは,慣れればできるようになります。