備忘録 R studioでのANOVA君活用

R studioでeffsizeパッケージを用いてコーエンのdを計算するためには,ANOVA君にコピー読み込みから計算させた状態では対応不可 。
これは,1行目のタイトル列が,データの一部として処理されるため。
csv読み込みなら,タイトル列がタイトル列として認識される。

※ csv読み込みからのhead表示,タイトル行と1行目の例。コマンドは,head (x)。 ※xは任意の値

Grade First Second Third
<dbl> <dbl> <dbl> <dbl>
1 5 12.7 10.3 10.5

※Mac → x <- read.table(pipe(“pbpaste”)), Win → x <- read.clip() からのhead表示,タイトル行と1行目の例。

V1 V2 V3 V4
1 Grade First Second Third
2 5 12.69710526 10.28165652 10.51419394

見た目は同じでも,認識のされ方が異なっている。csv作成の手間はあるが,コーエンのdが算出されること,箱ひげ図や蜂群図を作成できる (psychパッケージを用いる) ことから,利点は多い。後々のデータ確認のためにも,一つずつcsvに切り分ける方がよいかも。

なお,csv読み込みでも,コピペ読み込みでも,ANOVA君の結果に変わりはない。

2元配置分散分析で,2番目のクラスの効果量を計算する場合,AB <- x[23:44,]のように行指定をしてもタイトル行が入らないため,とりあえず2番目のクラスのcsvを作成し直し,一元配置分散分析にかけ,その上で効果量を算出する。その際,対応なしの独立変数を削除しておくこと。

コピー読み込みとcsv読み込みの違いがなかなか分からず,苦労しました。

ANOVA君の備忘録

ANOVA君の備忘録です。

ANOVA君の起動について
Rを起動。
*「ファイル」→「Rコードのソースを読み込み」(ファイルの種類を「All files」)。
*クリップボードのデータを読み込み (Windows) ※datは任意の値
dat <- read.clip()
*クリップボードのデータを読み込み (Mac)※datは任意の値
dat <- read.table(pipe("pbpaste"))

1要因参加者内
anovakun(dat, "sA", 3, auto=T, mau=T, eta=T)
※ 球面性検定の結果が有意であった被験者内効果について、Greenhouse-Geisser のεによる調整を行う。Mauchlyの多標本球面性検定を行い,効果量としてイータ二乗を算出する。

球面性検定の結果が有意であった被験者内効果について,Greenhouse-Geisserのεによる調整を行う。
auto = T

デフォルトでは,Mendozaの多標本球面性検定を行うが,Mauchlyの球面性検定を指定する。
mau = T

※ 一般化イータ二乗を追加する。一般化イータ二乗は,イータ二乗,偏イータ二乗の間の数値となり,これを報告する。
geta=T

※ 偏イータ二乗を追加する。
peta=T

※ 結果をクリップボードにコピーする。
copy = T

※ 「全て」の被験者内効果に対してGreenhouse-Geisserのεによる調整を行う (auto=Tに統一したため,不要)。
gg = T

※ 差分調整型のLoftus-Massonの信頼区間つきの棒グラフを描写
bgraph = "cilmd"

ANOVA君では,多重比較でコーエンのd (cohen’s d)が計算されない。コーエンのdを計算できるサイト。
https://lbecker.uccs.edu/

二元配置分散分析 (Factor1 Between; Factor2 Within)
anovakun(dat, "AsB", 2, 3, auto=T, mau=T, eta=T, peta=T, geta=T, copy=T)

※ 箱ひげ図の描画 → boxplot関数

※ 蜂群図の描画 → beeswarm関数

Rそのままより,R studioの方が作業しやすいことを実感します。

 

備忘録 地図に複数の住所を一括表示させる方法

地図に複数の住所を一括表示させたいとき,「しるしーず」が便利です。

しるしーず

住所をコピペすることで,地図上にピンを立てることができます。

また,国土地理院の地図上に,csvファイルをドラッグアンドドロップすると,複数の住所にピンを立てることができます。

国土地理院地図

Google workspace 備忘録

Google workspaceの備忘録です。

Googleクラスルーム
複数のクラスにリンク等のデータを送る場合,「資料」を活用すると,一度の操作で複数クラスに「資料」を送ることができる。「資料」はストリーム,授業,どちらにも表示されるので,児童にも分かりやすい。

スプレッドシート
「表示形式」→「交互背景色」を活用すると,見やすいシートを作成できる。
「データ」→「フィルタの作成」で並び替えが容易になる。エクセルの「並び替えとフィルター」に相当する。その際,A列の左と1行目の上の四角をクリックしてから作成すると,一度に全列のフィルターを作成することができる。

スプレッドシートを,児童によって送り分ける方法
複数の「タブ」のスプレッドシート原本を作成する。不必要なタブを「非表示」にする。「授業」→「対象」を選択し,ファイルを指定した上で「コピーを配布」を選択することで,送信した時点のコピーが送付される。タブの表示,非表示を変更し,更に対象の児童にコピーを送付する。なお,生徒を選択する際,一度「すべての生徒」のチェックを外してから選択する方法が簡単。
「コピーを配布」で作成されたデータは,「マイドライブ」→「classroom」→「(クラスルーム名)」→「Templates – DO NOT EDIT」の中に,「[Template](ファイル名)」として保存される。
なお,教室のクラスルームで「手順」からスプレッドシートをダブルクリックしても,送信されたコピーファイルではなく,元ファイルが最新の状態で表示されるようである。

データの回収
通常は「クラスルーム」から回収するが,「課題」に元々資料が添付されている場合,更にデータを添付することになり,データが複数になるので混乱が起きる可能性がある。Googleフォームで「ファイルをアップロード」を活用する方がよい。回答をスプレッドシートに出力することで,一覧表からデータを閲覧することができる。その際,「名前」に合わせて「クラス」「出席番号」のプルダウンを作成しておくと,全てのクラスに同じフォームのURLを送ることができる。

フォーム
フォームを作成し,回答用URLを送信する際,フォーム編集のURLをそのまま用いても回答用URLとなる。但し,右下に「編集権限をリクエスト」の表示が現れるので,推奨されない。「送信」→「リンク」→「コピー」を用いることが望ましい。その際「URLを短縮」を用いると,wordにリンクを貼り付けた際等,正しく動作しないことがあるという。短縮しないことが望ましい。
作成に用いたアカウントで回答用ページを表示させている際,右下のペン(このフォームを編集)をクリックすると編集画面に戻ることができる。

スクリーンキャプチャー
保存先のデフォルトは「ダウンロード」フォルダになっている。
児童のアカウントを追加した共有ドライブを作成し,保存先に選択することで,キャプチャーしたデータを自動的に収集することができる。但し,だれが作成したデータかファイル名からは確認できない。
マイドライブの中に任意のフォルダを作成する。「共有」からリンクをコピーし,クラスルームのストリームに貼り付ける。児童がそのリンクをクリックすると,任意のフォルダと紐付けされる。このフォルダを保存先に選択することで,キャプチャーしたデータを自動的に収集することができる。また,「オーナー」が表示されるので,誰が作成したデータか確認することができる。但し,オーナーで整列させることはできない。
以上,キャプチャーしたデータを自動収集する方法が2つあるが,児童が作成したデータを確認する際,自分のデータがどれか分かりづらいのが最大の欠点である。また,接続が不安定な児童がでてしまう。
保存先を「ダウンロード」から「マイドライブ」に変更すると,アップロードする際にドライブの指定がしやすく,「最近使ったファイル」から選択しやすい。よって,保存先を「マイドライブ」に変更するのが,現時点では最も使いやすいと考える。