シチュエーションコンテンツの活用

たんぼのお家に、「シチュエーションコンテンツ」をアップしています。
新出英文を提示する際、シチュエーションコンテンツをディスプレイに提示しながら対話してみせることで、英文の意味を日本語に訳することなく理解させることができます。

上の画像は、天気のシチュエーションです。
画面をクリックすると、 “sunny” “cloudy” “rainy” “snowy” と、次々に画像が切り替わります。 “rainy” “snowy” では、効果音も流れます。

画像を提示しながら、パペットと対話をして見せます。教室には数種類のパペットを用意しています。

児童から一番人気のパペットです。

こちらは鷲のパペット。

シチュエーションコンテンツを活用することで、新出の英文を提示する際、テンポよく授業を進めることができます。

帯活動としてのタッチゲーム

帯活動としてのタッチゲーム

Flashを用いて作成したタッチゲームシリーズを「たんぼのお家」にアップしています(タッチゲーム2はこちら)。

私は帯活動として、このタッチゲームシリーズを活用しています。

英語教室には、65インチの大型液晶ディスプレイが教室前方左側にあり、教室前方右側には77インチのスマートボードがあります。スマートボードはプロジェクターで映像を投影する電子黒板で、画面を触るとクリックと同じ挙動が行えます。プロジェクターは超広角タイプなのでスマートボードと近い距離に設置することができ、邪魔になりません。パソコンからの映像は分配器で2つに分け、どちらにも同じ映像を投影しています。

中学年での取り組み

スマートボードを用いて、1回の授業でだいたい児童3人ずつくらいをタッチゲームに挑戦させています。中学年はカラータッチゲーム (“What color is it?” を定着させるゲーム)やナンバータッチゲーム(“What number is it?”)、デイタッチゲーム (“What day is it?”)等に取り組みます。スマートボードを用いるので、挑戦している子がクリックしている様子が見え、とても盛り上がります。子供たちも楽しみにしているようです。

毎時間取り組ませることで、子供たちは自然とタッチゲームで扱われている表現に慣れていくことができます。利点としては、何度も表現を耳にするため、文のプロソディが定着していくことが挙げられます。 “What color is it?” のような閉質問では、文末のピッチは下がりますが、日本語の疑問文はピッチが上がることが多いため、児童は無意識の内に挙げがちです。ですが、帯活動としてタッチゲームに取り組むことで、閉質問のプロソディに慣れさせていくことができます。

高学年での取り組み

高学年では、シークレットボックスゲームスタータッチゲームローリングウッドボックスのような、様々な英文を用いるゲームに取り組ませます。
これらのゲームは、「英会話を楽しもう!」にアップしています。

例えば、シークレットボックスゲームでは以下の英文が用いられています。

シークレットボックスゲーム
・What number is it? Two.
・What’s this? It’s a ball.
・Nice to meet you. Nice to meet you too.
・What color is it? It’s blue.
・What time is it? It’s 8 o’clock.
・What’s your name. I’m Ito.
・What fruit is it? It’s a banana.
・What’s your telephone number? It’s 4166.
・Hello. How are you? I’m good thank you.

スマートボードを用いてゲームに取り組んだ後、フラッシュカードを用いて反復練習をさせます。すると、様々な表現を練習させることができます。
なお、フラッシュカードコンテンツも作成しています。

65インチの大型液晶ディスプレイも電子黒板になっていて、画面に触るとクリックと同じ挙動が起きますが、こちらは赤外線で感知するタイプなので、クリックの反応がやや大雑把になってしまいます。つまり「連射」のように、クリックを連続しても1回のクリックとして認識されてしまいます。タッチゲームには向いていないようです。

in, on, under, byカードの使い方

in, on, under, byカード(5年生)の使い方

We can! 付属のカード4枚を切り取らせます。
4枚だけなので、それほど時間はかかりません。
カードの裏に記名させます。

4人程度の班を作ります。
全員のカードを合わせて、混ぜます。
筆箱と消しゴムを全員が準備します。

1人ずつカードをめくっていきます。
めくったカードの動作を一番最初に行った人が勝ち、というルールです。
“in” のカードをめくったら、消しゴムを筆箱の中に入れます。
“on” のカードをめくったら、消しゴムを筆箱に乗せます。
“by” のカードをめくったら、消しゴムを筆箱の近くに置きます。
“under” のカードをめくったら、消しゴムを筆箱の下に置きます。

動作がほぼ同時になるので、勝ち負けが分からないこともありますが、ゲームを通じて動作を確認することができます。

次に、カードを引いた人がカードを読み上げ、他の人がその動作をします。音を聞いてから行動をするので、難易度が上がります。カード読み上げ役を一人が行う方法と、交代で行う方法があります。まずは、 “in, on, be, under” が言える児童が読み上げ、慣れてきたら交代で読ませるとよいでしょう。

この単元で重要な表現は、 “on the wall” です。
日本語母語話者にとって “on” は、「乗る」イメージなので、壁にかけられた時計が “on the wall” なのには違和感があるかもしれません。
しかし、 “on” のイメージは「接触」です。天井につけられている火災報知器は、 “on the ceiling” となります。

In, on, by, under ゲーム その2

In, on, by, under ゲーム その2

児童それぞれに消しゴムを持たせます。
教室内を自由に移動できる環境下で、ペアになります。

“Three, two, one”の合図で、”in, on, by ,under”のどれかを2人同時に言います。
と同時に、消しゴムを使ってそれぞれの動きをします。

  • “in” なら消しゴムを手の中に入れる
  • “on” なら消しゴムを手の甲の上に載せる
  • “under” ならグーの下につける
  • “by” ならグーの近くに消しゴムを持つ、です。

2人同時に同じ助詞を言って、動作ができればOK、というシンプルなゲームです。

外国語活動における活動の分類案 Output 編

外国語活動における活動の分類案 Output 編です。

発声練習 Vocal exercises

  • 単語、文反復練習型(フラッシュカード)
  • 指示反応型(カルタ、おはじきゲーム、ラッキーカードゲーム)
  • 歌、チャンツ
  • バクダンゲーム

話す Presentation

  • スピーチ(原稿、PPT)

書く Writing

  • なぞり、書き写し型(ワークシート、ノート、作品作成)
  • ヘボン式ローマ字指導(名前のしおり、筆記体のしおり、名刺づくり)

話す Interaction

  • カード当てゲーム(仲間探しゲーム、交換活動)
  • おはじきゲーム
  • ごっこ遊び型(買い物、シール入手活動等、 “Where do you want to go?” の道案内)
  • インタビュー型(対話した人数を増やす活動、ボードの活用)
  • 雑談型(Small talk)

ICT活用型(タブレット型パソコンのカメラ機能を用いたクイズ、インタビュー等)

外国語活動における活動の分類案 メタ言語 (metalanguage) 編

外国語活動における活動の分類案 メタ言語 (metalanguage) 編です。

  • 発音練習型(母音指導、破裂音指導、舌・口形の調音位置練習)
  • 日英言語比較(弱化、同化、複数形)
  • 複数形の “s”
  • 国際理解 International understanding
  • 教材活用型(Let’s try! We can!)
  • HRT, ALTの体験談

外国語活動における活動の分類案 聞く (Listening) 編

外国語活動において、私自身が取り組んでいる活動内容を分類してみました。

随時、修正加筆していきたいと思います。

聞く (Listening) 編

  • 映像視聴型(Let’s try!, We can!, NHK, YouTube等)
  • 電子黒板タッチゲーム型 (たんぼのお家ゲームコンテンツ)
  • 書き込み型(Let’s try!, We can!)
  • 操作型(福笑いゲーム)
  • ジャンピングゲーム
  • 英文理解型(マペットの活用、ALTとの対話)

ブログアドレスの変更

ブログアドレスの変更

マークダウンエディタの iA Writer を使い出したことを機に、WordPress を「たんぼのお家」に設置し、現在のアドレスにブログを引っ越しました。

旧ブログアドレスはこちらです。

※2020年5月に、誤ってブログ上の全コンテンツを削除しました。
コツコツと、何とか再度アップしました。
バックアップは必要ですね。